Question
あまりスイング理論に詳しくないですが、トップの高さによる球
質への影響はあるのでしょうか?
Answer
トップの位置は高さ、深さ、そして前後と3方向から見ての位置
をお話したいと思います。
前後の位置とは飛球線上後方から見た場合に手の位置が前の打席
方向にあるか、後ろの打席方向にあるかとします。
そして深さとは前打席から見て PW は シャフトがトップで 60° で
浅く、ドライバーは水平で深いとします。
そして高さとは地面からの距離としてお話したいと思います。
ジャックニクラウスのトップは深さは 60° から水平で、前後は前、
高さは高い方でした。
この時代はこの位置が流行し、トムワトソンなども同じ位置で、
多くの選手達がこの位置でした。
クラシック時代はもっと後ろで中間の位置の人もいれば高い位置
の人もいたのですが、現在は後ろで中間の位置が主流です。
トップの位置は打法によって違い、高い位置だと落下力が多く使
え、後ろからは横の力が使えます。
現在の主流はタイガー打法で、後ろの中間の位置ですので縦の力
も横の力も両方とも使えるほどほどの位置です。
これは脚腰の力を使ってパワーを出すボディーターンに進化した
ために、その位置になったのだと考えられます。
それぞれの時代にスーパースターが誕生し、歴代記録を残して
いますので、高さはスコアにはあまり影響しないと思われます。
ゴルフは再現性ですので、どの位置でも良いのですがどこかに決
めて、そこにしか上がらないように訓練しなければなりません。
ただ、あまりにも前だとアウトイン軌道になり易かったり、あま
りにも低いとパワーが込められなかったりしますので、全てはほ
どほどが良いと思います。
流行ですのでジャックニクラウスの位置だと古い感覚になるかも
知れませんし、手の長さによってどこまで高い位置に上げられる
かも人によって違いますので、好みによって決めれば良いかと思
います。