ドライバーのスタンス幅

DR は大体の目安として 15 cm - 20 cm ほどスタンス幅を広げる


Question

 

ドライバーのスタンス幅は、ミドルアイアンの幅より少しだけ広くし

ています。
左右両方に球が出てしまい、ティーショットで悩んでいます。
特に右肩が前にが突っ込むと左に行くような気がします。

 

スタンス幅を広めに変えたところ、安定的にフェードが打てました。
もっと試してみたいと思っていますが、自分に合うスタンスはどのよ

うに決めますでしょうか?

アイアンを打つと殆どドローです。
使っているドライバーはM2(2017年, 10.5, R)です。


Answer

 

基本的にスタンス幅はドライバーは肩幅の外くらいなのですが、飛ば

す選手はそれ以上に広げている人がいます。

これはスタンス幅が広いほど体重移動幅も大きくなるので飛距離が伸

びるからです。

 

クラブは本来のセッティングは PW から DR まで 16 本あり、15 間隔

となります。
したがって、例えば両足の間が PW で 30 cm だったとすると、DR は
45 cm にするとちょうど 15 cm の違いがあるので、番手ごとに 1 cm
ずつ広げれば良いと言う計算です。

 

ところが、本来の設定を崩した長尺販売で、ドライバーはアイアンの
流れを崩して長くなっているため、長さによってその分広める必要が
出てきました。

現在のクラブが設計された時代は DR が 42 インチでしたので、 45 イ

ンチでしたらその分だけ広げないとヘッドがスクエアに戻って来ない

と言う計算です。

 

みなさん何となく適当にスタンス幅を決めておられる方が多いのです

が、確かに幅は関係なく打てる事は打てます。

しかし、ワンスイングが基本ですので、番手ごとにスタンス幅を適正

にする必要があるのです。

 

したがって、足の幅は大体 10 cm ほどなので、PW より足の幅ほど両

足を広げれば大体合っています。

 

ただ、毎回腰の位置を同じにしなければこの計算は成り立ちません。
タイガー打法では左の壁に腰がスライドされて、その位置でインパク

トですので、番手によってヒップスライド幅は違います。


大切なのはどの番手も左の壁までバンプする事です。

左右にブレるのはこの腰の位置が安定していない事が一番の原因です

ので、まずはインパクト時の腰の位置を撮影して確認してください。

PW と DR の持ち替えで一球ずつ交互に打つと分かり易いでしょう。

 

フェードが安定して打てると言う事ですが、スタンス幅を広げる事に

よって最下点をかなり過ぎた位置で打っている事になり、フェイスが

開いている事でフェイドになったのだと考えられます。

 

意図的にパワーフェイドを打つ時には球の位置を通常よりも左に置い

てフェイスを少し開いて打ちますので、その設定と同じ事になったの

だと思います。

アイアンがドローですので、プレインはアウトインではなく、その設

定の影響でフェイドが打てたのでしょう。

 

このフェイドを低く打つと飛距離が出ますので、そのスタンス幅で打

って良いと思います。
ドローに打ちたい時には球を中に入れてフェイスを閉めればドローに
なると思いますので、スタンス幅はそのままでも大丈夫です。