左への踏み込みはありなのか?

その昔のスター選手、グレッグノーマン

Question

 

切り替えしで右足から左足に重心を移動させ、体重を乗せて打

つ! 右足は支えるくらいだと、レッスンの人に言われたんで

すが、どの人を見ても左足に体重をのせてるように見えないん

ですが… きのせいでしょうか??

 

Answer

 

切り替えしで何をするのかは打法によって様々で、何種類もあ

るかと思います。

大きく体重移動を行って左足に体重が完全に乗ってから打つ打

法があれば、体勢だけ左で実は右足に体重が乗ったまま打つ打

法、右軸で移動せずに右に体重が乗ったまま打つ打法など、重

心位置だけでも様々です。

 

ダウンスイングの始動も一度トップで静止し、そこから右足で

地面を踏みつけながら体重移動をして始動する打法や、そこか

ら左足で地面を蹴って腰を開き、さらにインパクト直前に右足

で蹴るなどの高等技術を組み込んだ打法も入れると 2, 3 種類で

は済まなくなります。

 

レッスンプロが教えている打法はグレッグノーマンなどの昔の

体重移動が大きな打法かも知れません。
日本の主流がまだ 30 年前の打法ですので、恐らくどこで習っ

ても古い打法になると思いますが、その中でも新しい打法の一

部だけをそれに混ぜて教えているプロもいます。

 

打法はクラシックのベンホーガンであろうが、中期のジャック

ニクラウスであろうが、最新のマキロイが崇拝するタイガー打

法であろうが、アマチュアの世界ではあまり差がなく、どんな

時代の打法でも重要なのは再現性です。

 

どれだけその振り方をマスターしているか、そしてその動作を

記憶して定着されているかでほとんどスコアが決まります。

どの時代でも 11 アンダーとか 10 アンダーは出されていますの

であまり気にする必要はないかも知れません。

 

ただ、質問者さんのようにそれぞれの打法の違いが何となく分

かってしまうと、古い打法は嫌かも知れません。
やはり、飛距離だけ考えてもマキロイ打法は飛ぶのでそれを真

似したいと言う人が多いのですが、それをマスターするにはと

んでもない努力が必要で、組み込み作業だけでも 3 年は掛かり

ます。

 

決して気のせいではありません。
進化した現在の欧米打法を教えていないのが日本ですので、そ

の違いが解っただけでも大したものです。

アベレージゴルファーの方でしたら打法には拘らずに再現性を

上げる事を最優先されると良いかも知れませんね。