グリップによるメリットデメリット

オーバーラッピング  インターロッキング

Question


私は 20 代男性でゴルフ歴約 2 年で、テンフィンガーで握っ

ています。
そこで質問なのですが、プロはやはりオーバーラッピングや
インターロッキングで握っている人が多いと思いますが、や
はりテンフィンガーにはないメリットがあるのでしょうか?

 

これから先のことを考えると、今のうちに握り方を変えた方
がいいのか迷っています。
グリップそれぞれのメリット・デメリット等を教えていただ

ければ幸いです。


Answer

 

グリップは人それぞれの手の使い方や力加減などで合う握り
方が変わるようで、子供や女性は力がないので 10 フィンガー
から始めると上手くクラブを操作できるようです。

 

ところが、若い男性の場合は力があるので余計にクラブを返

し過ぎてチーピンが出たり、手首が硬くなってヘッドが走ら

なくなったりする場合があります。

 

オーバーラッピングやインターロッキングは両手の間隔が狭

いのでその弊害が少なく、手首を柔らかく使うには適してい

るのですが、問題は左右の手の役目通りに動かせているかど

うかです。

 

左手は親指でクラブを引っ張ってこれるかどうかです。
軌道を作り、進行方向を決めるのが左手で、右脚から左脚の
前を通る時に目標方向に向かって押すのが右手です。

 

それぞれの動作目的が違っており、どちらが主導だとか、ど

ちらで打つかなどと言う方がおられますが、それぞれに違う

動きで両手を使います。

この際に、握りやすいグリップでスイングする事が重要で、

特に左手首の動かし方ができていない方が多くみられます。

 

左手首は掌屈でしかも親指側だけコックに使います。
アンコックは小指側ですが、決して甲側や平側に曲げない事

が重要で、親指小指側だけ力を抜き、背屈にならないように

する筋肉は常に力を入れておかなければなりません。

 

同じ腕で片面は力を入れ、片面だけ力を抜くのは困難で、そ

れだけで何か月も訓練が必要な場合があります。

 

また、左手の親指を傷めて親指で引っ張って来れない人など
は右手の親指に分散させたり、ベースボールグリップにする

など特殊なグリップをしてでも上手く打てるようになります。

 

テンフィンガーでもオーバーラッピングと同じクラブの動き

をさせる事は可能ですが、それも訓練によって定着させない

と効率が上がらない場合もありますので、かなり本腰を入れ

て慣れた上に定着させる必要があるかと思います。