練習は練習場?それともコース?

コースは課題を探すところ、練習は練習場で


Question

 

ゴルフの練習は実際にホールを回ってコース練か、打ちっぱなし
の練習場でするのがいいのですか?


Answer

 

内容によります。
ショットの練習は練習場で、寄せやパターはコースが必要です。

ショットはフォームを定着させる必要があり、ズレやブレの調整、
また、立ち上げのウォーミングアップ、そして組み込み作業など

があり、コースではできない事が山ほどあります。

 

基礎練習や素振り、ドリルや矯正など練習場でする事がいくらで

もあり、スコアメイクのほとんどはショットの精度と再現性です。

例えば思ったところに打てるようになるとパーオン率 100 %とな

って、バンカーや寄せ、リカバリーショットなどが一回もなくな
ります。

 

しかし、どんなプロでも毎回パーオン率 100 %と言う人はいませ

んので、やはりグリーンに乗らなかった時の寄せや、バンカーに

落とした時のバンカーショット、そして何と言ってもパティング
は経験と感覚がほとんどですので現場で覚える事が沢山あります。

 

ただ、寄せにしてもパターにしても、打ち方や大体の距離感など

は練習場や自宅でもある程度はできます。

打ち方だけでもそれを定着させる必要がありますので、その部分

はコース以外でもできます。


そして、真っすぐに打つ、思った距離を討つなどはある程度マッ

トの上からでもできますが、グリーンの速さやアンジュレーショ

ンなどは現場でしか体験できません。

 

早くスコアアップさせたい方は両方に平行して行きながら、それ
ぞれに合った練習を行うと良いでしょう。

 

プロはラウンド前には必ず練習場でウオーミングアップと同時に

立ち上げ調整を行っているのは可動域や力加減などを整えるため

で、ベストな状態にしてからラウンドに入るためです。

 

練習場嫌いでコースだけ回っていれば上達できると思っておられ
る方がおられますが、ある程度ショットが固まっている人でした
ら大丈夫なのですが、フォームが出来ていない人やその動きがま

だ定着していない方は練習場がメインになります。

 

昔のスーパースターの名言に「コースは課題を探すところで練習

は練習場で」と言うのがあります。
「やたらとスコアを数えたがるのが初心者で、いくら数えても上

手くはならない」と言う名言もあります。

 

パーオン率 100 %が何度も出るまでは練習場で定着練習、方向調

整や癖の矯正、ズレの修正などが必要で、コースは寄せとパター

と割り切ってみては如何でしょうか?