練習中に当たらなくなる

ゴルフに大切なのは再現性と持続性


Question

打ちっぱなしに行ってせっせと自己流の練習ばかり繰り返してると、
いつの間にかトンデモナイ横振り(フラットスイング)になったり、

トップやシャンクが出だしたりするのはなぜですか?


Answer

ゴルフは最初はそんなものです。
いかに同じ事ができないかがお解りだと思います。

スイングは動いているうちにズレてきます。
軌道もそうですし、トップの位置やインパクトの形など、あらゆる

ヶ所がズレ、それに気が付いていないのです。

 

ご自身がどう動いているか、当たっている時にどの形や位置が正解
なのかを覚えておられますか?

ほとんどの方は覚えておらず、感覚やイメージだけで振っています。
これは厳密に言うとたまたま偶然に当たっているだけなのです。

 

テイクバックの軌道はこれで、トップの形はこれ、というように毎

回同じ事をするには理想形があるはずですが、それすら考えずにた

だ球を打っているのではズレた時に治す事ができません。

そしてまた、たまたま偶然に当たるのを待つしかないのです。

 

何も考えずにただ上げて降ろせとか、右向け左で打てとか、幼少期

から遊びの中で覚えた人達はそれが完全に定着しているために、何

も考えずに自然に同じ事が出来るのですが、大人になってから始め

た人はその再現性がまだありません。

 

その再現性は同じ事を何年もやらないと身に着かないのですが、安

定するまでにズレまくって同じ事をしていないのです。


同じ事を3年ほど続ければほぼ定着するのですが、その間に忘れた

りズレたり、改造したりと、ころころと変わってしまうので一生安

定しな人が大勢いるのです。

 

自己流でも何でも同じ事をすると言う事、そして見てすぐにズレた

事が分かる形にすること、またどうすると治せるのかのノウハウを

習得する必要があります。

これは実技を受講するのが一番で、一生掛かっても探し当てられる

事はまずないでしょう。

 

サムスニードは46年間優勝し続けました。
これは診断力や修正力で再現性を維持できたからにほかなりません。
600 年の歴史の中から培われて来た教科書を勉強する事は、医者に

なる人が医学書を読むのと同じです。

それを自分で解剖から始めて、医学書を作ろうとしているのが自己

流のゴルファー達で、いかに無駄な事をしているかです。

 

ゴルフに大切なのは再現性と持続性です。
それがいかに難しいかは計り知れないでしょう。