コックが上手く入らない

掌屈にしたままコックするのが現在の主流


Question

自分の動画を見ると全然コックが入っていません。
色々な動画を見てコックを入れる練習をするのですが、
自分ではかなり意識してやっても入りません。

 

意識することなくスイング中にコックが入ると思いま

すが、どうやったらコックが入るのでしょうか?


コックを入れるときの手首の感覚とかコックを入れる

練習などアドバイスいただけたら有り難いです。
よろしくお願いします。

 

Answer

コックは左手首を甲側に曲げるものと、親指側に曲げ

る2種類があり、その両方を使うのがドラコンです。

現在の欧米打法は親指側だけで、アンコックは小指側
に戻すだけの動作です。

 

この手首は基本的には甲側には絶対に曲げないので、
甲側に曲がらないようにするための筋肉は常時力を入

れておかなければならないのですが、親指側は力を抜

いて緩々にしておかなければなりません。

 

これは訓練が必要で、最初から出来る人はほとんどい
ません。
左腕の内側だけ力を入れ、両側だけ力を抜くのですか

ら、かなり神経を分離させないとできないのです。

 

さらにグリップはズレない程度に緩く握っていますの

で、脱力脱力と良く言われるのはこの握力に対しても

言う事があるのです。

 

そしてテイクバックをして手を9時半で止めます。
すると手首は力が入っていないので、ヘッドだけ上が

り、勝手にコックが入ります。

 

ロングアイアンなら10時くらいで手を止めてヘッド

だけ通過して頂点まで行き、ドライバーなら11時頃

まで上げて止めれば勝手にコックが入ってしまいます。

 

質問者さんは恐らく手首に力が入っていて硬いのだと
思います。
ほとんどの方は最初はそうです。

 

また、クラシック時代にはレイトコックで今ここで説

明したコックのしかたですが、中期頃にはアーリーコ

ックになり、最近はまたレイトコックに戻っています。

 

いずれにせよコックを上手く使う事で飛距離が伸びま

すので、何年掛かっても訓練して効率良く動くように

してください。