Question
ゴルフのレッスンで「ニーアクション」と左ひざをダウ
ンで目標方向へスライドさせるのが良いと、昔盛んに言
われた時がありました。
しかし、今、ニーアクションなんて死語です。
あれは、パーシモンの時のレッスンでしたか?
パーシモン時は有効だったのでしょうか?
Answer
ニーアクションはあまり日本では使われていないのは、そ
の動作や作用を知らない人が多く、教える人もいないから
なのだと思います。
また、ボディーアクションやレッグアクションなどと同じ
ように、「膝の動作」と言うだけの事で、何も登録商標の
ブランド名になっているのではありません。
左膝(股関節)は外旋、右膝は内旋と言う動作でヨジリを
している分けで、しっかりと意味があり、作用があり、パ
ワーの源になっています。
それを組み込んでいるのは世界のトッププロ達で、日本の
選手の飛距離が追いつかないのは、このように死語だとか
古いとか言って切り捨てているからなのかも知れません。
実際に大きく取り入れているのはチャンプです。
380 Y とか飛ばしますが体の回転は足、膝、腰、肩、腕、
手、ヘッドと下から動力が上に移動し、ムチのようにそれ
ぞれの部位の間に時間差を作ってしなりでパワーを出して
います。
そして、その膝は右よりも左が微妙に早く回転し、伸ばす
縦の動きを腰で回転に変換しています。(動画上)
目標方向にスライドさせるのではなく、外旋という旋回で
円を書くような動きが現在のニーアクションです。
体が硬い人やスクワットジャンプのような打法ではこの軟
らかい動きは入っていませんが、刀で降ろすのと、ムチで
打つのではどちらがスピードが速いかは考えずともお判り
だと思います。
最近はネットや雑誌でいい加減な論理でレッスンを展開し
ていますが、その昔から変わらない動作や基本は大切にし
ましょう。