10 年ベスト更新がない

f:id:swinganalyst:20211223032130j:plain

ラウンドは課題を探すところ


Question


長年ゴルフをやっているのですがこの 10 年ほどベスト更

新がなく、どこをどう治したら良いのか分かりません。

良い時は 70 台ですが、ほとんど 80 台の中高年です。
ラウンドはほぼ毎週で、週に2回ほど練習場に行きます。

何が悪いのでしょうか?


Answer

まず、このような状態の場合は恐らく同じミスを何度もや

っているかと思います。

そのミスが当たり前になっていて、それを改善しようとす

る気持ちになれない事が原因の一つかも知れません。

 

たとえば、70 台で回ろうとした場合は全てのホールをパー

で上がるようにしなければならず、しかもタイガーのよう

に林の中から曲げ球でオンさせるとかではなく、フェアウ

エーヒット率 100 % を目指し、パーオン率 100%も目指し

て、それができない時にはミスしたと考えるべきなのです。

 

ところが、グリーンまでなんとか近づけて、拾ってパーが
取れればミスではない、と思っておられる方が多く、改善
されないケースがあります。

 

例えば残り 100 Y を切っているのにグリーンを目の前にし

て左に引っ掛けて奥のバンカーに入れたり、ふけ球になっ

てショートする事がありませんか?

それが長年の間当たり前になっていて、寄せワンでなんと

リカバリーすれば上手く行ったと思っていませんか?


仲間もみな同じレベルで、「やあ、今日は調子が悪い!」

とかで済ませているといつまで経っても改善されません。

 

また、長年の経験で、ミスを出してもすぐに忘れる事がで

きて、終わってからそれを思い出しもしない事があります。

 

したがって、反省したり課題探しをしなかったり、何がミ

スなのかすら気が付いていないと言うマンネリ化が原因な

のかも知れません。

 

いつしかお遊びゴルファーになっていて、仲間とワイワイ

やっているだけで満足していると、ゴルフの内容は変わる

事がありません。

 

ゴルフをスポーツとして捉え、競技を目的としている方で

もこの反省をしないゴルフにあまりにも慣れてしまい、課

題さがしをやっていない事があります。

 

長年の経験があるのでしたら、パーゴルフを卒業してバー

ディーゴルフを目指す時なのかも知れません。

 

まずはショートアイアンの精度を上げる事で、特に番手間

の縦距離の精度を上げる必要があります。

グリーンに乗ればいいや、はパーゴルフですが、これから

はベタピンでない限りはミスになります。

 

この精度を上げる技術、方法を習得し、鍛錬によって腕を

磨く事を次の目標とされると良いかと思います。