モダンスイング 21

欧米打法の伝承

冬に上手くなるとは

f:id:swinganalyst:20211128043741j:plain

モーチベーションを下げないためにも冬場に練習

Queston

「冬も頑張れば夏、楽になるよ」とか「冬も続けてやって

いけば上手くなるよ」とたまに聞きますが冬は寒いからコ

ースに出ない人が増える、シーズンじゃないから練習する

人も減る、という事なんでしょうか?


Answer

はい、その通りで冬場はプロの試合もシーズンオフでお休

みなのですが、腕を磨く絶好の季節と言えるでしょう。

 

それはコースに出ると好き勝手な振り方をするからです。
本来スイングは基本通りに理想の動作をしているはずなの
ですが、実際にコースに出ると練習場ではやらないような
動作をして打ってしまいます。

 

この場合、違うフォルダーが開いて、違うスイングをする、

違う振り方をしているケースが多く、ご自身が思っている

ようなフォームではないのに気が付いていません。

 

その理由はまず目標の打法の理想の動作がまだ定着してい
ない事、そして景色や環境が違ったり色々な事を考えて頭
が真っ白になってしまい、スイングに集中できずに違う動

きをしてしまうからです。

 

スイングは再現性ですので、どこまで定着させれば良いか

というと、無意識の領域まで、いわゆる潜在脳のレベルま

で定着させないと、このような緊迫した状況下ではなかな

か本来のフォルダーが開きません。

 

いわゆる条件反射のように、武道と同じで相手の攻撃を交

わして瞬時に反撃する、と言った動作が頭で考えずに出て

来るまでの定着度です。

 

良く、考え事をしていると一度外出して鍵を閉めたかどう

か思い出せない事があり、戻ってみると掛かっていたと言

う事がありますが、これがそのレベルです。

 

したがって、スイングをする時も全く他の事に気を取られ

ていたとしても、全く同じスイングが無意識に出来なけれ

ば良いスコアは出ないのです。

 

ところが、ほとんどの方はそこまで定着する前に違う事を
したり、ズレていたり、改造したりして定着度が上がらず、
実践で集中できないので違う事をしてしまうのです。

 

この定着練習をするにはコースではなく自宅や練習場で嫌

というほどドリルをしなければなりません。
まだ定着度が低い動作を繰り返し反復し、素振りなどで再

現性を高めたり、軸振れや緩みをなくして精度を上げたり
で、やらなければならない事が沢山あります。

 

ところが、シーズンオフだからと言ってその大切な時期を
有効に使わずに違う事をしてしまうと、オフ明けに再現性
が落ちていて、それを上げるのに何週間も費やしてしまい
なかなか好調なスイングができないのです。

 

プロは燃え尽きないようにしっかりとクラブを握らないと
言う時期を決めて毎年わざとお休みするのですが、ある程

度定着している人は数週間休んでもさほど後退はしません。

 

ところが、日替わりスイングや思い込みスイングをしてい

るアマチュアは休めば完全に再現性はゼロまで落ちてしま

い、まい年やり直しの超初心者になってしまいます。

 

冬場はラウンドでスイングを崩す事もなく、正しい動作だ

けで定着させられる大切な時期で、また改造や修正にもと

ても良い時期です。

冬場は上達する絶好の季節だと考えては如何でしょうか?