モダンスイング 21

欧米打法の伝承

日本に上陸していない技術の一つ

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腰を止めてワインディング

 

Question


女性ゴルフ歴四年です。

今まで習ったのはバックスイングで左膝が右に流れないよう前に

出すイメージで、更に右膝は伸ばし右体重にするのがバックスイ

ングのイメージでした。

 

最近、地方に引っ越して練習場のオーナー(70代後半)が無料で教

えてくれるのですが、バックスイングで左膝は右よりに、右膝は

曲げたままフォローにかけては左膝は伸ばさない!
と今までと真逆の事を言われます。

 

その人は昔プロを目指していて今も 80 台でまわる人です。
しかしその打ち方にすると、ぽわーんと弱々しい球になり飛距離

も 20 yard おちます。
ただし、右や左に大きくは曲がらなそうな球にはなります。

どちらが正しいのか今後目指していけばいいか教えて下さい。

 

Answer

これはどちらも正解で、打法の違いです。
テイクバックでの左の膝ですが、打法によって内側に出す、前に

出す、ほとんど出さない、また、カカトを上げる、ベタ足、と様

々です。

 

この左膝の位置は何が違うかと言うと、腰の回転です。
バックスイングで腰を思い切り回していたのはベンホーガンの時

代でカカトを上げます。

そしてカカトを上げて前に出すのはジャックニクラウス時代に流

行った打法で、これは腰の回転を多少抑える効果があります。

 

そして、80 年代になるとカカトを上げないベタ足になり、膝はで

きるだけ前に出さない打法が流行り出し、結局ワインディングと

言う技術の腰をできるだけ回さずにテイクバックするという打法

に進化しました。

 

それを受け継いだのがタイガーウッズで、30 年前から腰を止める
ワインディングが世界の主流となり教科書になっています。

 

打法の進化はこのようにテイクバックにおいては徐々に回転させ
ない形になっておりますので、どの時代の打法を教えているかで
違う事を言われます。

 

日本はまだこのワインディングは上陸していませんので、どこの

プロに習ってもジャックニクラウス以前の打法をみなさん習って

います。

 

どの打法でも再現性ですが、腰を止めるとミート率や方向が良く

なり、飛距離も伸びますので再現性が早く高まります。

 

また、腰を回すと体が緩んでインパクト時の体が整わず、ハンド

ファースト度にバラつきが出易く、ふけ球や滑り球などが出易く

なります。

 

また、右膝は腰を回すと伸びやすく、またリバースになると同様

に伸びますので、右膝はテイクバック時には伸ばさない、スエー

させないなどによって固定するのが教科書ですが、ドラコン打法

などはわざと曲げ伸ばしをして飛距離を稼ぎます。

 

これは方向を優先するか飛距離を優先するかによって動作や形が

違うと言う事を認識する必要があります。

そして効率が良く、より安全に飛距離が出せる打法の形を習得し、

その打法の動作に限定して習う事が大切です。