究極はベタピン率
Question
歴 12 年、ベスト 69 で学生の頃に出したきり、そこから伸びて
いません。
練習量が今とは違うので仕方がないかもしれませんが、それだけ
ではないような気がします。
何を習得するとコンスタントに 60 台で回れるのでしょうか?
Answer
ベストが 69 と言うことは運が良い日にパー 5 でバーディーがた
またま 3 つ取れたと言う内容のゴルフかと思います。
コンスタントに 60 台となると、たまたまではなくバーディーを
取りに行く内容にする必要があります。
それにはグリーンの硬さによってスピンコントロールの引き出し
を増やしたり、番手間の飛距離を打ち分ける技能が必要です。
次に、コースの下見です。
準備がどれだけできるかでスコアが決まります。
メジャータイトリストでもピン位置が分からず、グリーンの起伏
が把握できていないとコンスタントに 60 台では回れません。
したがって、どんなコースでもバーディーが取れるようなゴルフ
ができるかどうかが課題です。
どんなコースでもとなるとキャリーで 280 Y は必要ですので、飛
球術の習得です。
飛距離は技術ですので、テクニックをメカニズムで習得し、定着
させてまずはそれを安定させる事です。
そして一番重要なのはショートアイアンです。
ゴルフは二打目からだと言われるように、ティーショットは F W
の右か左に打ち分けができれば良いのですが、アイアンはオンす
れば良いのではありません。
ロングパットは運の良い時だけしか入りませんので、ベタピン率
を上げるしかないのです。
ゴルフで一番重要なのはいかにピンに近づけるかです。
理想は落ちたところに止める打球で、それにはグリーンの硬さに
よってスピン量を変えるコントロールショットの何種類を引き出
しとして用意し、その精度を上げてワンパット圏内に止めること
です。
また、長いアプローチで止まらない場合にはグリーンのどこに落
とすとピンに転がって近づくかの下見が必要です。
どこに落とせば何mどちらの方向に転がるかを事前に把握してお
かなければなりません。
そして、横傾斜に曲げ球でぶつけて止める能力や、逆に傾斜にそ
ってフォーフェイドやハイドローが打てないと攻略できないホー
ルが出てきます。
もちろん、試合設定ですとグリーンはコンパクションが硬いので
バックスピン量が要求されますので、いかにダウンブローで打て
るかの技術は当然必要です。
これでいかにボギーを打たないかも次の課題です。
ほとんどの場合長いホールでボギーが出ます。
これはロングアイアンの精度を上げる事で、次は寄せがワンパッ
ト圏内に入る事はこれ以前の問題です。
いわゆる一番多い、乗らず寄らずの 2 パットというボギーです。
まずはこれらの引き出しを増やす事で、6 アンダーを実力で取り
に行くことができ、運が良い日には 10 アンダーで悪い時でも 69
で回るレベルになる練習です。
12 年の歴ですのでショットは安定しているかと思いますが、飛
距離を伸ばし、2 ~ 3 Y 単位で縦距離が出せるようになる実力を
まず付けるようにして下さい。