習う人が少ないのはなぜ?

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やっている積りと実際は違う事が多い


Qestion

ゴルフはなんで習う人が少ないのでしょうか?
私はとんでもなく難しい物は教科書通りに習ってナンボだと
思うのですが、自分で教科書を作ろうとしている人がいます。

 

先日もゴルフは習うものじゃないと言って、昔はシングルだ
と言っていた年配の方が100近く叩いていたので、これが
我流の限界なのかと思っています。

 

ただ、アマチュアでもレッスンプロより上手い人がいるので
何を基準にして良いかが分かりません。

宜しくお願い致します

 

Answer

まず、教えられる部分と教えられない部分を分けて考えます。
教えられる物とはメカニズム、理論、打法、形、練習方法、

ノウハウなどです。

 

習いたい打法、例えばマキロイの打法を習いたいと思ったら
まず、その打法の形を知っている人から習うしかありません。
これが第一の選択条件です。

 

それを習うには教え方ですが、論理的にメカニズムを具体的
に伝えてくれる人で、どう動くのかを教えるコーチでダメ出

しレッスンではありません。

もちろんプロ級になれば別ですが・・

 

そして三番目にはカリキュラム、いわゆるバイエルです。
分解ドリルによってそれぞれの部位の動作を分解して定着さ

せる練習をさせて積み上げ式で教えるかどうかです。


日本ではいまだに古い打法が主流ですので、それで良ければ

60 台で回る事ができる人からなら習う事が大切です。

 

そして、習う事ができない部分です。
それは技能と言う鍛錬による定着度や再現性です。

ゴルファーの多くは経験と感覚だけで上手くなると思ってい

るのですが、それは技能の部分です。

 

ところが、技術がなく再現性だけではどこかで限界がきます。
飛距離が 180Y の人が 7000 Y のフルバックからではまず楽し

くないでしょう。

 

この人が 300 Y 飛ばす技術は一生掛かっても探し当てる事は

できません。

そのための技術はその辺には転がってはいないのです。

 

逆に技術だけ習っても、定着と言う技能や精度を上げる方法

も知らず、ズレた時の修正方法などのノウハウが身に付いて

いなければスコアは良くなりません。

 

小さくまとめるか、高いレベルのスイングをするか、それは

個人の自由ですが、練習内容、練習方法、診断法、修正法、

縦横のバランス調整、タイミング調整、矯正方法やドリルな

ど、上達するためのノウハウはどんな打法にするかに関係な

く習得する必要があります。

 

飛距離を出す技術は習うしかありません。
ご自身でできるのは技能であって技術ではありません。
飛ばしの技術、体や脚の使い方などは試行錯誤して探せるほ

ど簡単ではなく、動画を見ても分かりません。

 

また、鍛錬して技能を高めるにもノウハウがあり、一生空回

りする人がほとんどです。

 

経験と感覚だけではすぐに壁が来てしまいます。
無駄な空回りや試行錯誤で遠回りしないためにも、正しい練

習法や教科書などの習える物は習うべきでしょう。