モダンスイング 21

欧米打法の伝承

右手を使わない理由は何故?

f:id:swinganalyst:20210912201755j:plain

肘から手首のスナップと手首のスナップの両方を使う



Question

スイングで右手を使わない理由は何故ですか?
利き手を使う方が効率が良いように思います。

 

Answer

誰が右手を使うなと言ったのでしょうか?

野球の投球のフォームのように肘が先行し、肘から手首まで、手

首から指先と肘から先が後から時間差で来る事でスピードが出る

のと同じで、ゴルフもまず肘が先に降りて手が後、その後にヘッ

ドが時間差で降りてきます。

 

これがムチ効果で膝から腰、腰から肩、肩から肘、肘から手とい

うように下半身始動で時間差連動します。

 

各部位に時間差があると言う事は筋肉にエネルギーがタメられて

その張りでパワーを出す事が出来ます。

 

ダウンスイングの左手は軌道のガイド、そして右手がパワーです。

右手の使い方は、切り返しから引き落とし、そしてリリースから

の押し込みと忙しく動きます。

 

ところが、その動きが難しく、入れる方向によってダフったりす

るために、初心者には右手を使うなと教える事があります。

 

もちろん飛距離がなくて良いならどんな打ち方をしても良いので

すが、 300 Y 以上キャリーを出すには左手で引っ張って来るだけ

では足りません。

 

また、左手で引っ張ると言う事は肩が開き易く、アウトインの原

因になりますので、できるだけ肩を開かずに飛球線後方を向いて

いる時間をできるだけ長くし、その間に引き落としの縦の力でパ

ワーを出します。

 

人体構造上、人は縦に落とす力の方が強く、半分は引き落とし、

残りの半分は体の回転で横回転させます。

 

特にフルショットもマックスで振りに行く時や、ラフの長くて重

い時などは右手の力も必要になって来るのです。

 

コントロールショットやリゾートスイングはもちろん、できるだ

けシンプルに複雑な動作は入れませんので、初心者はまず飛距離

を抑えたコントロールショットから入り、安定したらそれに飛ば

しの技の15種類ほどを組み込んでいく方法が理想で、全てをマ

ックスで組み込むと 400 Y は出るだけの技術が存在します。

 

右手のスナップはそのうちの一つですので、入れるか入れないか

はご本人の自由ですし、飛ばすほと方向が悪くなったりミスが多

くなりますので、飛距離を優先するか方向を優先するかも個人の

目指す所と価値観、あるいは体の丈夫さで選択してください。

 

この飛球術は細かく分ければ20種類近く存在しますので、想像

もつかないほどの高度で、習得にも、そして安定させるにもかな

りの時間が掛かり、定着するまでに調整や修正、そして矯正を繰

り返す必要があります。

 

最近は右手のスナップとして色々な情報が流れていますが、つい

5年ほど前まではサイト上も「使うな」が主流でした。

 

日本もやっと欧米打法に右腕の飛球術があると言う事に気付いて

それをキャッチとしてカウンターを稼ぐ YOU TUBER が増えました

が、ほとんどが手首のスナップだけのお話のようです。

 

右腕はアンダースローのように肘先行で全て使いますので、ゴル

フでは腹筋を使った引き寄せも含めたフォームで振ります。

 

なお、パワーゴルフは怪我をし易いので十分にご注意願います。

 

 

f:id:swinganalyst:20210912201947j:plain

ゴルフはむしろアンダースローのイメージ