モダンスイング 21

欧米打法の伝承

上げ下げの軌道が違うのは何故?

 

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軌道円の大きさが違う場合  軌道角度が違う場合

Question

YOU TUBE でプロのスイングを見ると、上げる時と降ろす時の軌道

が違います。


ほとんどの選手がこのツープレインなのですが、自分は行きも帰り

も同じ面なのでどうなのかと不安になりました。

 

この二つの違いとメリット デメリットを教えてください。


Answer

なかなか高度なご質問です。

これはプロでもワンプレインにするか、ツープレインにするかで迷

う事があるようです。

 

軌道の違いは軌道円の大きさが違う場合と軌道角度が違う場合の2

種類あります。

軌道円の大きさが違っても、同じ平面を行き来する場合をワンプレ

インと言います。

 

結論から言うとワンプレインは再現性を高めやすく安定しやすく、

ツープレインはヘッドが走るので飛距離が伸びます。

したがって、どちらを選ぶかは個人の価値観によります。

 

では、世界のトッププロはどうでしょうか?

彼らのほとんどはツープレインで後ろ倒しを入れたダウンスイング

にしています。

 

これはリストローテーションをできるだけ遅くすると言う、レイト

ヒティング度を上げる技術で、シャフトを寝かせたままの後ろ倒し

をするとヘッドは後ろから回ってシャロー軌道になります。

 

https://www.instagram.com/p/CCXqRh2lZvH/?utm_source=ig_web_copy_link

 

一時期シャロースイングが日本でも流行ったのですが、ほとんどの

方は諦めたのではないでしょうか?

 

ツープレインの典型的な選手はウルフです。

かなりアップライトに上げて、トップで後ろ倒しをしてヘッドから

落とし、鋭角にヘッドを入れてきます。

 

https://www.instagram.com/p/CCPIDVtFLOA/?utm_source=ig_web_copy_link

 

コ―チのジョージガンガスも「あれはやり過ぎだ」と言っています。

 

ワンプレインで飛ばすのがネリーコーダです。

上下の軌道が一つとは言ってもテイクバックは大きなアーク、そし

て、ダウンスイングは小さな軌道と違ってはいますがほぼ同じ平面

上を行き来します。

 

これはコック、アンコックのタイミングで決まります。

やはりこれもレイトヒティングの一つでリリースを遅らせてヘッド

を走らせる技法です。

 

www.youtube.com

 

ツープレインは世界の最高難易度ですのであまりお薦めしません。

ワンプレインでレイトコックやアンコックを遅らせる事でヘッドの

軌道が小さくなるように引き落とす打法の方が再現性が早く高まり、

怪我も少なく、早く定着して安定すると思います。