Question
ゴルフレッスンで、コーチから「あれこれ考えず、スイングする
注意点は一個だけ」と言われましたが、どうなのでしょうか?
私は「ボールをクリーンに打つ!」と念じて打ってます(笑)
Answer
質問者さんはそのコーチに色々な事を聞いた事でそういわれたの
ではありませんか?
恐らく、質問攻めで答えがなかったりして面倒になってそう言っ
たのかも知れません。
確かにいくつもの事を同時に意識するのは大変です。
2つ3つくらいなら何とか注意して打つ事はできるかと思います
が、4つも5つもとなるとほとんど無理です。
そこで一つずつ、あるいは2つづつ定着させて、それらが定着し
てから次と言うように分割して組み込んで行くと良いでしょう。
ゴルフは最初は全て 100 % 力学です。
ナイスショットを出す方法は科学で全て解明されています。
そのメカニズムを勉強し、その通りに動けば良い事で、生まれつ
きのセンスや特殊能力などは必要ありません。
理論的に打法的に迷っておられませんか?
原理や教科書を探すために色々と質問をすると、科学的な因果関
係を知らないコ―チはゴチャゴチャと考えるなと言うでしょう。
感性派の人はメカニズムに疎く、理系の回路で考えずに感覚だけ
で全てをカバーしようとします。
この山を登るとこういう景色があるんだと、そこに行ってみない
と見れない事を説明します。
確かに、そこまで行けば、ああここで良かったんだ、と思うので
教えてもらった感覚になるのですが、実はそこに行くまでの道を
教えてもらわないと手探りなので遠回りしたり、辿り着けない事
があるのです。
ゴルフは必ず調子が悪くなったり、忘れたり、スイングが崩れて
打てなくなる事があります。
その時に自分でどこが悪いのか、どうすれば治るのかの診断力と
修正力を身に着ける事が大切で、それができないと滑落します。
その能力とは頭でメカニズムを科学的に記憶する事です。
感性や感覚ほどあてにならない物はありません。
感性派の人も、調子が悪くなった時にコーチにここを治せと言わ
れて治ったら、それを覚えていれば良い事です。
一度にいくつもの事を意識しても全部ができない場合にはスイン
グを分解して部分部分で定着させる分解ドリルや、トップの位置
を修正する練習なら一度トップで止めるなど、症状や段階に応じ
ての練習方法を習えば良いと思います。