100Y 出すクラブがない

 

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番手間はどうやって打つ?

 

Question

ドライバーは260打てるのですが、100ヤード打つクラブがビッ

トイーンになってしまってありません。

 

ピッチング(45度です)だと120行くため大きく、50度ウェッジだ

と90ヤードでショートしております。

 

従いましていつも50度を万ぶりしてミスっております(泣)
アドバイス宜しくお願い致します。

 

Answer

ドライバーが 260Y の方はアイアンの番手間距離は 10~12Y 程

度だと思います。
まずクラブのセットアップを調整する事と、打ち方の引き出し

を増やす事で問題が解決します。

 

クラブのセットアップは 番手ごとに4 度のロフト間隔にすると、

恐らく 10 Y感覚になると思うのですが、クラブのロフトは工場

を出る時点でスペック表示通りになっていない事がありるよう

です。

一番顕著なのは 58 度のウエッジですが、ほとんどが 56 度だと

工房のクラフトマンが言っていました。

 

まずセットは飛距離が等間隔になるように曲げてもらいます。
そして 100Y 近辺は特に充実させて、10Y 間隔、あるいは 12Y、

15Y 間隔に調整してもらいます。

番手間が 30Y もあるセットなどあり得ません。

 

次に飛距離を変える打ち方を習得して引き出しを増やします。
ほとんどの形はフルショットしか引き出しがなく、力を抜いた

り入れたりして飛距離をコントロールしようとしますが、力を

抜くと緩んで芯を外したり、力を入れて振るとバラついたりし

ます。したがって、打法を替えるのです。


ピッチングショットは 5~30Y 程度、ピッチショットは 15~80Y

程度、そしてコントロールショットは 60~150Y 程度としてフル

ショット以外にこれだけの引き出しを作ります。

 

それぞれに別物で違う打法ですので、それぞれにマスターする

事で、毎回同じ縦距離が出せるようになります。

 

また、ピッチショットとコントロールショットの間に第二のコ

トロールショットとしてもう一つの打法を持っていると、そ

れだけで 5Y ずつの縦距離を打ち分ける事ができます。

 

コントロールショットはフルショットより 15Y とか 25Y 弱にし

ておき、8 番アイアン以下は全てのクラブを使います。

これで 5 本分はクラブが増えた事になります。


また、第二のコントロールショットを作るとさらに5本分が増

えて全部で 24 本のクラブ持っている事になります。

 

欧米のトッププロ達でもメジャー級になるとコントロールショ

ットが 3 種類でフルショットが 2 種類で 1 本のクラブで 5 種類

の飛距離を出します。

これに曲げ球や球位置によってさらに細かく打ち分けますので、

番手間で飛距離が合わないとか言う日本のプロ達の話を聞いて

笑っています。

 

マチュアはまずフルショットが安定したら、コントロール

ョットとしてシンプルな基本動作だけのスイングでスピン量を

減らした低い打球で打つ練習をし、軟らかいグリーンなら止め

られる程度にします。

 

これで番手間の 5Y はどれかの番手で出る事になり、その間は

ハンドファーストにしたり、ボールの位置をズラして置くと番

手間のまたその半分が出せます。

これでベタピン率を上げる事ができますので、バーディーラッ

シュが可能となります。