球を見ると違うスイング

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素振り通りのスイングができない



Question

ティーショットのドライバーが直前の素振りでは素直に振れる

のに、いざショットになるとテイクバックの段階で違和感満載

なんです。
もちろん力みはあると思いますが、それ以上に何かあるような

気がします。

抽象的で申し訳ありませんが、こんな感じなんです。

 

Answer

上達のプロセスによって段階があります。
それはあたかも階段を上るのと同じように、次の段に登る時に
それなりに違和感や何かがある事が多いのです。

 

練習場では実にナイスショットが連発しても、コースに行った

途端に違う事をしているかのように当たらない事があります。
これは練習場とコースの間に壁があると言う事です。

 

また、室内で4mほどしかない網にぶつける練習は気持ち良く

振れるのに、60Yほどの屋外の練習場ではまた感覚が違った

り、それに慣れると今度は200Yほどの練習場との間に壁が

できたりと人によって、またその上達の段階によって色々な所

に壁が出て来るものです。

 

質問者さんは恐らく素振りと本振りの間に壁が出て来たのだと

思いますので、この場合には練習場で克服します。

 

素振り用のフォルダーと本振り用のフォルダーが現在はあるの

ですが、球がないと正しいフォルダーが開くのですが、球を見

ると違うフォルダーが開くと言うのが原因です。

視覚情報によって潜在脳が勝手に判断してしまうのです。

 

この場合は三段打ちをします。
球は置いておき、10cmほど下がって二回連続で素振りをし

て、そのペースで打つ寸前に前に出て球を打つと言うものです。

この際に仕切り直すと意味がありません。
3回連続で止まらずに振る事が大切ですので、まずはその練習
が必要です。

恐らく間髪を入れずにすぐに打つと、直前にやったフォルダー

が開くはずです。


これでしばらく、数週間から数か月練習をして、それから2段

打ちにしてから数週間後に一回で打つ練習をします。

原理として、正しい振り方が間違った振り方の数を超えるまで

行います。

 

いつまでも違和感のある本振りを続けていると、そのフォルダ

ーがどんどん開きやすくなり、それが違和感がなくなって定着

して、それしか開かなくなりますので、最初から違うフォルダ

ーを作らない事も大切です。