打法の進化

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コースによって違いますが、平均飛距離が 300Y を超える選手の数です




Question

スイングには色々な打ち方があると思うのですが、クラブのよう

に進化しているのでしょうか?

 

Answer

37 年前の五輪の鉄棒競技の金メダルと今の金メダルでは内容に雲

泥の差があります。
それは難易度で、その昔はウルトラ C だったのが、今はウルトラ

H とか I まで進化しているのです。

 

ゴルフ打法も同じように 30 年前にタイガー時代を迎えて高速スイ

ングとなって難易度が最高度まで上がりました。

 

クラブは長くしたり大きくしただけで進化ではなく変化しただけ

で、強いて言えばボールが糸巻ボールがなくなって 7 % ほど飛ぶ
ようになった程度です。
したがって、昔の 280Y は今の 300Y となり、タイガーはその飛ば

ない糸巻ボールでキャリー 300 Y 超えていました。


この打法がどうしてキャリーで 300Y も出せるのか日本の専門家達

は解明しておらず、先天的だとかセンスだとかでこの 30 年間乗り

切って来ました。

 

最近はYOU TUBE などで頻繁に世界の打法を見る機会が増え、素人
でもジャックニクラウスとマキロイの打法の差くらいは分るように

なったのですが、画像では見えない筋肉の動きやタイミングなどを

学習する事ができずにいます。

 

形だけは真似できても、実際にキャリーで 300Y がだせなければ、

コピーできた事にはならず、マキロイが 350Y 飛ばせるのに 300Y

に抑えている余裕も解明できていません。

これは実際にその距離を飛ばせる打法を知っている人でなければ説

明できないからです。


小柄で痩せマッチョでも世界にはいくらでも飛ばせる人がいます。
その中からリッキーファウラー、ザンダーショーフレイ、ジェイソ

ンデイなどのトップ選手がランキングを上げ、益々身体能力だけで

はない事を証明しています。

 

では、何が進化したのでしょうか?
それは1気筒、2気筒だったシンプルな打法から、4気筒、6気筒

とパワーを入れる技の組み込みが増えたのです。

飛球術 15 種以上全てを組み込んで、一つずつを 2 割の動きとパワ

ーにするとそれだけで 30 の力になります。
また、10 種類組み込んでそれぞれを 3 割にしても同じ 30 のパワー

となり、飛距離は同じでもそれぞれに違う打法と言う事になります。

 

しかし、近年の世界の主流は 30 年前に確立されたタイガー打法が

基本ですので、それの一部や全部、あるいはアレンジ型などが基本

で、全てはタイガーウッズのスイングを習得すれば分かります。

 

その内容はミクシーのコミュニティーで 10 年前から解説しており、

ツアープロやコ―チ達が参考にしており、出版のオファーも何度か

いただいています。

 

しかしながら、この世界最高峰の技術を解説するにあたって、動作

言語化に限界がり、参考動作や分解ドリルなどでバイエルのよう

に段階別に習得して行かないと習得できないため、あくまでも参考

程度ですので、本格的に習得されたい方は実技を受講されています。