コースマネジメントについて

 

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どう攻めるのかは個人の自由

Question


当方、平均 85 のゴルファーです。 調子が良くて 70 台中、悪

くても90未満です。

 

アベレージで 70 台を目指したいのですが、自分にはまるマネ

ジメントが分かりません。

「グリーンから引き算しろ」とか「パー 5で3打目は得意な距

離を残せ」とか、例えばロングでセカンドが届く距離にあれば

(グリーン周りの状況にもよりますが)2オン狙うのが、普通

だとすると、あてはまるマネジメントが分からなくなるのです。

 

それがマネジメントだと言われればそれまでですが、分かりや

すく、ワンポイントでの良いアドバイスがあればお願いします。

 

Answer

 

パー 5 で二打で乗せるか刻むかは基本的に個人の自由です。

届く距離なら必ず狙うものでもなく、必ず刻むものでもありま

せん。

 

では、何を基準にするかです。

それは個人の技能や調子などの自分の力が一つ、そして運やレ

イアウトや残り距離、天候などの環境的条件の2つです。

 

この2つは競技中の事であって、練習ラウンドや慣らし、接待

などと目的が違えばまた違う基準になります。

 

マチュアがコンペなどでベストなスコアを出すとなると、こ

れらの条件を考え、成功率を予想します。

 

残りが 200 Y でグリーンに乗る可能性が技能的に 30 % なのに

狙えば墓穴を掘りますし、それが 70%でも、今度は外した時に

右が池の左が崖だったら考えなければなりません。

 

運が悪く、つねに裏目に出る日に攻撃すると墓穴を掘りますし

かと言って守りばかりではなかなか成長しません。

 

将来的にどこを狙っているのか、220 Y まではどうしても 2 打

で乗せられる選手になる、と言う人と、ストレスになる事はし

たくない、と言う元々の姿勢の違いもありますので、全ては個

人の自由となるのです。

 

運が悪い日には刻んでもシャンクしてOBになったり、運が良い

日は曲げて木に当てたのにオンしたりと、その日の運勢によっ

ても攻撃か守りかの確率を予想します。

 

トッププロでも毎回必ず2打で狙うとは限りません。

今回の東京五輪でも、スタートホールはほとんどの人がドライ

バーを持ちませんでした。

一人ドライバーで狭い所に落としてグリーンにかなり近い位置

から打っていましたが、ほとんどの選手はウッドでした。

 

初日に、しかもスタートホールでそんなに神経を使う事はペー

ス配分から行っても無理しない方が良いと言う考え方です。

しかし、これが最終ホールで勝敗が決まる最終日やプレイオフ

だったら恐らくほとんどの選手はドライバーかも知れません。

 

ご自身がどこを目指すか、ロングゲームがどれだけ得意で好き

なのか、またその日の調子やレイアウト、距離や運勢までの全

てを考えて判断してみては如何でしょうか?