ハンドアップで打っている

 

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フルアンコックしてアームシャフト角を180度にする打法

Question

ゴルフスイングを飛球線後方から見て、アドレス時にできる腕

とシャフトの角度(約140度程)がインパクトの時に手首が伸び、
ほぼ一直線(180度)になってしまいます(ハンドダウンの状態か
らハンドアップ)。

 

当方40代、平均スコア95、飛距離は出ません。
よくフェースの先、トゥ寄りでヒットします。

 

やっぱり手首の角度をキープしたインパクトに直した方がいい
でしょうか?

 

Answer

腕とシャフトでできる角度(アームシャフト角)はアドレスで

はたとえば 140 度だったとします。
しかし、打つ時にはこの角度は伸びる事で、角度を維持しなが

ら打つと言っても 145 度や 150 度になっている事が多く、その

まま 140 度で打つ事は大変困難です。

 

リゾートスイングなら頑張れば維持できるかも知れませんが、

高速スイングの場合にはそれが難しく、どうせ伸びるのだった

ら思い切り伸ばしてしまえと言う打法が現在の世界の主流です。

 

高速時代、超高速打法は現在日本で教えられている打法とは違

う動作や技術が沢山あり、それがなかなか上陸していないのが

現状です。

 

アームシャフト角はフィンガーグリップとパームグリップでは
違い、同じようにフルアンコックしてもパームの場合には 180

度まで伸びますが、フィンガーの場合には 170 度程度です。

 

しかし、どちらにしても左手首はフルにアンコックしているの

で、伸ばさないと言う力が不要で、思い切り振ってもこれ以上

は伸びません。

 

日本では良く、インパクトで手が浮くとか言って治させるコー

チが多いのですが、教えている打法が違うからです。

 

もちろんクラブの動きによって伸びないように振れば良いので

すが、最近のウッドはライ角がハンパなくアップライトなので

フルアンコックした方がライ角が大きくなってクラブのライ角

に近くなります。

 

クラブの変化やスイング速度などによってアームシャフト角は

意図的に伸ばして打ちますので治す必要はないと思います。

トウ側に当たるのは恐らく違う事が原因だと思います。