ドライバーの苦手克服

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まともなセットは売ってない

 

Question

ゴルフ歴1年半程の者です。
アイアンは、かなり上達して、ミスショットも10球中1球程なの

ですが、ドライバーは10球中、9球はミスショットです。

スライスしたと思えば、今度はフックで大きく左に行ってみたり、
天プラしたりと、全く安定しません。

どのような練習方法で克服するのでしょうか?
ドライバーの迷走中、よろしくお願い致します。

 

Answer

まず、色々な要素があるのですが、スイングは動作が定着しない

と安定しません。
毎回軌道が違うために芯を外し、方向がバラつくのです。
したがって、最初の段階の定着は同じ事を毎日60回21日間行

う事ですが、ほぼ完全には3年掛ります。

 

また、初心者の方が最初にぶつかるのが道具です。
メーカーは良いセットではなく、売れる物しか作っていません。
そして新品は完成品ですが未調整です。

 

本来のゴルフクラブのセットは各番手の長さが一定でした。
ところが売るためにDRだけ徐々に長くして行って基本から外れ、

バランスの悪いセットが現在販売されています。

 

シャフトは柔らか過ぎて少しでも芯を外すと酷く曲がります。
みなさんメーカーに都合が良い理論で何度も買い直させられるの

ですから、まずはまともに使えるセットを作る必要があります。

 

アイアンはDGなどの硬いシャフトを使っているのに、DRはS

とかでバランスが合う分けがありません。


フジクラなどの表示は昔から変わらないのですが、ほとんどのメ

ーカーは表示をズラして、今のSは昔のRより柔らかいのです。

 

初心者は柔らかく、上級者は硬いシャフトと言う理論は間違いで、

誰でも硬いシャフトは使えますが、HSのある人は柔らかいシャフ

トが使えないと言うだけの話なのです。

 

若い力のある方は硬いシャフトを使えばバラつきの原因が道具な

のか腕なのかが良く解ります。
オーバースペックだとか言って徐々に硬い物に買い直させるのが

手口ですので、最初から硬い物を使いましょう。

 

また、基本通りに練習すれば、UTあたりで練習して当たれば PW

も DRも当たるはずなのですが、アイアンが当たる時には DRが当

たらない、DRが当たる時にはアイアンが当たらない場合にはセッ

トアップが間違っている場合もありますので、道具をまともなセ

ットにするのと同時にアドレスの前傾や球との距離などを番手に

合ったセットアップにする事が大切です。