世界の壁と引き出し

 

f:id:swinganalyst:20210625155824j:plain

歴代のスーパースターが残した引き出し

 

Question

日本人がアメリカツアーに参戦しても、上位に行けない

のはやはりレベルが違うのでしょうか?

 

具体的に何が違うのでしょうか?

 

Answer

 まず、スポット参戦の場合にはアメリカ人が日本に来た

時にもあまり良い成績が出せない事もあるように、時差

ぼけなどの体調が一つあります。

 

 

また、生活様式や食事なども恐らく関係する事があると

思いますが、アメリカに住んでいても上位に行ける人は

数えるほどしかいないのは、やはり引き出しの少なさや

飛距離などがあると思います。

 

飛距離がやはり日本人選手は最初の問題で、伸ばそうと

して改造するとそれまで積み上げて来た再現性を捨てる

事になって崩して退散する事になります。

 

しかし、飛距離を伸ばさないと苦しいゴルフを強いられ

て、上位に行けないと言うジレンマに陥ります。

 

また、縦距離を合わせるための引き出しや、寄せの引き

出しの少なさで良いスコアが常に出せないと言う弱点も

あります。

 

フルショットは2種類持っていても、コントロールショ

ットの引き出しが少ない人やない人がいて、世界のトッ

プ選手のように曲げ球や球の位置、クラブを返す位置な

どを変えるだけではなく、そもそもの打法を替えて縦距

離を調整する発想がなく、力加減で番手間を出している

事などが大きな違いです。

 

ゴルフは体格や筋肉量ではなく、技能や戦術などで競う

割合が多いスポーツですので、努力しだいでは韓国女子

のように世界のトップ50に半分入るくらいの成績を出

してもおかしくありません。

 

日本はそのような点で30年は遅れていますので、歴代

のスーパースター達が残してくれた技術やノウハウを素

直に学ぶ姿勢が大切かと思います。

 

日本は教えるのが下手な昔の職人が「技術は盗め」と言

った教えを頑なに信じていますが、見て解る技術とそう

でない技術があります。

 

いつまで手探りで試行錯誤を続ける積りなのでしょうか?

その間に世界はますます進化しています。

そろそろ気が付いても良いのではないでしょうか。

 

https://www.youtube.com/watch?v=PCLLvT4Mmrc